ほしづか

星塚古墳

 大和(おおやまと)神社の境内の一角に位置する古墳です。前方後方墳とされていますが、墳丘図を見ると、二つの方墳が連結しているようにも見えます。岡山県にある黒宮大塚古墳(二つの方墳を連結させた特殊な墳丘の古墳で、弥生時代後半の築造と考えられ、古墳の成立過程を研究する上で欠くことのできない墳墓))と墳形がよく似ており、その関連が注目されます。もしその時代のものだとすれば、最古級の古墳の可能性も考えられますが、発掘調査が行われていないので、なんと言えません。古墳の成立過程に興味のある方にとっては、一度チェックしておくのもいいかも知れません。

おすすめ度(☆3.0)

★所在地:天理市新泉町星山

★墳形:前方後方墳?前方部を南面に向ける。(全長約60m、後方辺約30m、 高さ約7m、頂辺約10m、前方部幅約20m、長さ約30m、高さ2.6m、くびれ幅約1.5m、後前高差-2.9m)

★埋葬施設:不明

★出土遺物:不明

★築造年代:不明

★発掘調査:未(2010年に天理大学歴史研究会による測量調査のみ)

★被葬者:?

 

【参考文献】

・天理の古墳100(天理市教育委員会)

 

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