東タニノガイト古墳

 あまり知られていない古墳かと思います。でも奈良県遺跡地図には15A-202として掲載されています。威徳王神社の横の舗装された道を10分近く登った、尾根上近くの斜面にある小規模な古墳です。少し見つけにくいかもしれません。開口部が2カ所あるので一瞬2基あるのかな?と思われるかもしれませんが、玄室の天井石が1枚無い為にそう見えます。特に見どころはありませんが探索の楽しみはあるかと思います。

おすすめ度(☆3.0)

★所在地:宇陀市麻生田

★墳形:円墳(径約8m、高さ約2m)

★埋葬施設:横穴式石室(羨道部、玄室部とも一部天井石抜かれ半壊状態)全長は約3.8m、玄室長約2.4m、玄室幅約1.5m、高さ約1.5m。羨道部は長さが約1.4m(元々は2m前後あるようです)幅は約1m、高さは0.8m。(当数値は非公式値。参考文献がない為、仮に測定しました。)南に開口

★出土遺物:不明

★築造年代:不明(立地および石室の形態から6世紀代の古墳と思われます)

★発掘調査:不明

★被葬者:不明