にしとうげ

西峠古墳

 宇陀市榛原の榛見が丘という住宅街の、見晴らしのいい場所に移築保存されています。いつも施錠されていますが、小さな古墳なので十分奥まで目視できます。ただ、どうしても移築と言う目で見てしまう為か、古代の息吹が感じられないのが残念です。でも比較的きれいに保存されており、気軽に磚積み石室を見たい方にはいい古墳だと思います。尚、石室の入口周辺には外護列石が施されていますので合わせて御覧ください。

おすすめ度(☆3.0)

★所在地:宇陀市榛原榛見が丘2丁目。元々、下井足(しもいだに)にあったものをこの地に移築した古墳です。

★墳形:方墳(一辺8m、高さ1.5m)周溝あり。     

★石室:横穴式石室(全長4.39m、玄室長2.09m、幅1.05m、高さ1m、羨道長2.3m幅0.87m、榛原石を使った磚積み石室 で流紋岩質凝結凝灰岩(通称、榛原石)をレンガのような形に割り積み上げています。

★棺:不明

★出土遺物:石室内から中世の土器、周溝内から須恵器、土師器が出土しています。

★築造年代:7世紀中頃

★発掘調査:1995~1997年?

★被葬者:?

 

行き方