みやうらやま

宮裏山古墳

 平群町が誇る匍匐前進古墳。椿井宮山塚古墳のそばにある古墳ですが探すのに一苦労した古墳です。やっと探し当てたと思ったら開口部が極端に狭く入るのを一瞬ためらつた古墳です。当然屈めないと入れません。この時は雨の後で石室内が一部浸水!しかしここで引き下がるわけには行きません。覚悟を決めて突入しました。羨道部をじわじわ前進。しかし、いやに長く感じました。徐々に羨道も広くなりやっと玄室に到着。玄室の中は羨道が狭かったせいもありますが、結構開放感が感じられます。それもそのはず玄室の上部を見あげると、天井石が無い部分があって光が差し込んでいます。とたんに怖さがなくなりました。石室の石組みは大きな石が多少ありますが、ほとんど小さい石で組まれており見栄えはあまりよくありません。しかし、冒険心旺盛な小生にはピッタリの古墳でした。

おすすめ度(☆4.0) 

★所在地:生駒郡平群町椿井

★墳形:円墳(径15m、高さ4.5m)南に開口。      

★石室:両袖式横穴式石室(全長8.3m、玄室長3.9m、幅2m、高さ3.2m、羨道長4.4m、幅1.1m、高さ?)

★棺:不明 

★出土遺物:不明 

★築造年代:6世紀後半~7世紀初頭 

★発掘調査:未 

★被葬者:?

 

【参考文献】

・観光ボランティアガイド養成講座 見学資料.04 (平群町教育委員会) 

・へぐり古墳案内(平群町教育委員会) 

 

 行き方