つばいきた

椿井北古墳

 数年前来たが、日没寸前だし近所の方に「危ないでぇ!」と言われやむなく退散。今回はそういう事で2回目の挑戦。古墳の南側の小道を上り東側の比較的熊笹の少ないところから突入!それでも結構な熊笹!足を取られそうになりながら、熊笹を掻き分けて石室に到着。ここは見学って感じではありません(笑)。道路で古墳が寸断された古墳で、半壊状態なので足場も悪く、羨道部は既に無く玄室も天井石を失いわずかに東側の側壁と奥壁だけ。」元々は平群谷ではトップクラスの石室規模であったのを実感できたのは収穫でした。(夏場はマムシが多いようですのでご注意を!)

おすすめ度(☆3.5) 

★所在地:生駒郡平群町椿井字峯堂

★墳形:大半が畑地、道路、住宅等で破壊されているが元々は径が約29mの円墳の可能性がある。(これは古墳の南側の農道拡幅工事に伴う発掘調査で墳丘の南東裾の周溝とみられる溝が検出された為)     

★石室:横穴式石室で奥壁は垂直に側壁は持ち送られている。玄室内には天井石と思われる石材(2.4×1.2m)が落ち込んでいる。復元すれば」玄室長5.5m、幅3m、高さ4m前後の規模となり平群谷では烏土塚古墳に次ぐ規模となる可能性がある。

★棺:不明

★出土遺物:須恵器、土師器

★築造年代:6世紀後半

★発掘調査:未

★被葬者:?  

 

【参考文献】

・観光ボランティアガイド養成講座 見学資料.04 (平群町教育委員会) 

・へぐり古墳案内(平群町教育委員会) 

 

行き方