いけがみ

池上古墳

 帆立貝式古墳では同じ馬見古墳群にある我が国最大の大きさを誇る、乙女山古墳に次ぐ大きさで、外堤を含むと130mの規模となります。後円部の基底部とテラス面に円筒埴輪が見つかっていますが、同時期の他の古墳のものにに比べ、径が20~25cmと小ぶりで、なおかつ基底部の埴輪においては、疎らに置かれており、省力化かそれとも手抜きか話題になった古墳です。

おすすめ度(☆3.5) 

★所在地:北葛城郡広陵町大野

★墳形:帆立貝式、(全長92m、後円部径80.6m、高さ10m、前方部長11.4m、前方部幅32m)前方部を東に向ける。周濠、埴輪あり。後円部は3段築成。

★埋葬施設:不明

★出土遺物:円筒埴輪、

★築造年代:5世紀前半

★発掘調査:1992年(外形測量と部分的な発掘)

★被葬者:不明

 

【参考文献】

・大和葛城の大古墳群 馬見古墳群(河上邦彦氏)

 

行き方  

 場所は馬見丘陵公園の北エリア入口から5分ぐらいの所にあり整備状態も良く観察しやすい古墳です。墳丘を取り巻く周濠(空濠)の様子がよくわかりまするのでで墳丘を一周されるといいでしょう。墳頂部まで登ることも出来ますが眺望はききません。この馬見丘陵公園内には他にも有名無名の古墳が目白押しですので、ゆっくり時間をかけて公園内の古墳散策されるのもいいでしょう。