かぶとづか

甲塚古墳

 藤ノ木古墳から西約200mに位置します。土地の伝承から古墳とされていましたが未調査の古墳でした。(但し奈良県遺跡地図には古墳とされていました)下記の写真は、2013年当時の古墳として確定される前の写真です。2018~2019年に斑鳩町教育委員会と奈良大学で発掘調査が行われ古墳と確定しました。調査を担当した豊島直博・奈良大教授は「斑鳩地域における藤ノ木古墳の前段階の様子を考える上で良い素材」と思われると、語っておられます。

おすすめ度(☆2.0)

★ 所在地:斑鳩町龍田北1丁目

★墳形:2016年の測量調査で、最大で直径約30mの円墳の可能性を指摘。(未確定)

★埋葬施設:新聞報道(奈良新聞)によると、竪穴式埋葬施設(南北3m以上、東西0.7m以上)で埋葬施設内から直径6センチの青銅鏡が出土。鏡面には水銀朱が付着し、鏡の周辺にも赤色顔料が散布されていた。元は木棺に納められていたと思われる。

★遺物:5世紀の小型青銅鏡1枚

★築造年代:5世紀から6世紀中頃の可能性。

★調査:2016年(測量調査)2017年(地中レーザー探査)2018~2019年(発掘調査)町教育委員会、奈良大学

★被葬者:不明

 

行き方