やつりまきと

　八釣・東山古墳群は八釣にある東山丘陵の農業基盤整備に伴い事前調査された古墳群で７基の古墳が発見され1、4号墳が八釣集落の古墳公園内に移築保存され、この5号墳は、この飛鳥資料館の外庭に移築保存されています。ただ資料館の外庭の片隅にある為か、見学者も少なく、移築という事もあって今ひとつ感動もありません。副葬品は比較的残っていたようで、現在明日香村埋蔵文化財展示室で常設展示されていますので合わせてご覧になるといいでしょう。

おすすめ度（☆2.5） 

★所在地：高市郡明日香村八釣（現在は飛鳥資料館にあり）

★墳形：円墳（径約22m）

★石室：両袖式横穴式（全長10m）玄室長4.1m、幅2.1m、高さ約3m、羨道長約5.9m、幅？、高さ？

★棺：不明（棺台と思われる石材が4点づつ4列に約80㎝間隔で並んでいた。）

★出土遺物：土器類、武器類、馬具

★築造年代：6世紀後半

★発掘調査：1999年

★被葬者：中臣氏関連？（近くの大原に大伴夫人墓や藤原鎌足生誕地等、中臣氏ゆかりの史跡がある事より）

行き方（飛鳥資料館内にあります）