やさかじんじゃけいだい

八坂神社境内古墳(仮称)

 奈良県遺跡地図では14D-0090とされているのがこの古墳です。円墳とされていますが東半分は破壊され、灯篭や歌碑?が立っています。元々は南に開口する横穴式石室で自然石で組まれていますが、今は奥壁と西側の側石の一部を残すだけで、一見古墳と気が付く方は少ないと思われます。かく言う私もこの古墳のすぐそばにある阿蘇のピンク石の石棺を持つ兜塚古墳に行く時このあたりを通っているのに気が付きませんでした。元の石室の規模は玄室高さ2m、長さ約4.3m、羨道長5m以上と推測されています。

おすすめ度(☆1.0) 

★所在地:桜井市浅古字天皇

★墳形:円墳?(径約15m、高さ約2m)

★埋葬施設:横穴式石室

★出土遺物:不明

★築造年代:5世紀末~6世紀

★発掘調査:未

★被葬者:不明 

【参考文献】

・古墳 -桜井市古墳綜覧ー( 小島俊次氏)

 

引用:奈良県遺跡地図(奈良県教育委員会)