かすがじんじゃけいだい

春日神社境内古墳

 高家ヒラノ2号墳から更に500m近く登ると高家の最高所近くに鎮座する春日神社(高田神社ともいう)の境内の拝殿脇にあるのが春日神社境内古墳です。拝殿の建築で奥壁西側が破壊され天井石もかなり抜かれた上、土砂が流入しており墳形もよくわからない状態で、石室内部も羨道部の一部しか見ることが出来ません。外に露出している石材等から比較的大きめの石材が使われているようです。実際拝殿をつくるときに破壊したのかどうかわかりませんが、燈籠などの石材の残骸が無造作に置かれたりしていて荒涼感が漂いますが、この神社付近から見る眼下に拡がる景観は、一見の価値があります。

おすすめ度(☆3.0) 

★所在地:桜井市高家 高家の氏神、標高300mの尾根端にある春日神社(高田神社)拝殿の東南に位置する。

★墳形:不明

★埋葬施設:片袖式横穴式石室で石室内に土砂が入り込み詳細は不明ですが、露出する石室外容による推定では、玄室長は約3.5m、幅約2.m、羨道部は長さ約5m、幅約1.5m、高さ約1mで 南に開口しています。

★出土遺物:不明 

★築造年代:不明

★発掘調査:未

★被葬者:不明                                       

 

行き方