たまきやま

★ 所在地：桜井市穴師（あなし）　

★墳形：前方後円墳。全長50ｍ、前方部を東に向ける。墳丘は後世の削平で変形しています。調査時、墳丘北側で円筒埴輪片が多数出土し、墳丘裾を埴輪列が巡っていた可能性あり。

★石室：後円部に南に開口する全長4.7ｍの右片袖式の横穴式石室。玄室長3.4ｍ、幅1.65ｍ、高さ2ｍで花崗岩の小型の石材を積み上げています。組合せ式の凝灰岩製石棺あり（上記写真で現在は橿考研付属博物館保管）

★出土遺物：石棺内から人骨や挂甲（けいこう）、刀子、ガラス製小玉、石室内から環頭太刀、武器類、工具類、金銅製勾玉、銀製空玉、琥珀製棗玉、鞍金具等の馬具類等多種多様の副葬品が出土しています。

★築造時期：副葬品から6世紀中～後半と考えられています。 

★奈良ソムリエ検定テキスト掲載古墳

行き方