いっぽんまつ

一本松古墳

   馬見丘陵公園内にあり、発見されたのが1974年頃で、その後の公園整備に伴う測量で130mの前方後円墳と判明した古墳です。発見当時は寺戸前方後円墳とか倉塚北古墳と呼ばれていました。以前は竹藪と雑木林で誰も行かなかった場所ですが、今は写真のように芝生が張られ綺麗過ぎるぐらいに整備されています。詳しい調査が行われていないので中味がよく分からないのが残念です。

おすすめ度(☆2.5)

★所在地:北葛城郡河合町佐味田

★墳形:前方後円墳、全長133m、後円部径80m、前方部幅80m。前方部を北東に向ける。周濠の一部と外堤が確認されている。埴輪、葺石なし。

★埋葬施設:不明

★出土遺物:不明

★築造年代:4世紀中葉

★発掘調査:2006年(公園整備に伴う地下遺構確認の為、後円部南東側隣接地を調査。この際周濠と外堤の一部が確認され、外堤の上面で埴輪棺墓と土壙墓が発見されました)

★被葬者:不明  

 

【参考文献】

・大和葛城の大古墳群 馬見古墳群(河上邦彦氏)

・大和の古墳Ⅰ 馬見丘陵の古墳(吉村公男氏) 

行き方