くそうづか

九僧塚古墳

 川合大塚山古墳の主軸に並行し同古墳の外堤西側に築造されており、位置関係から陪塚と考えられています。実は東側にも九僧塚古墳と対称する地点に、方墳があった可能性があり今も、その場所の道路が屈曲する事から痕跡と思われます。また九僧塚という名前から他にも周辺にいくつかの古墳が存在していた可能性も考えれています。当古墳は外形は比較的残っているものの墳丘上はかなり削平され現状は荒れ放題で、陪塚とはいえ国史跡の名が泣く感じだったのが残念です。 

おすすめ度(☆2.5)

手前が九僧塚古墳(背後は川合大塚山古墳)

★所在地:北葛城郡河合町穴闇

★墳形:方墳(東西27m、南北33m、高さ3m)川合大塚山古墳の陪塚と考えられます。

★埋葬施設:不明(人体埋葬のための独立墳よりも川合大塚山古墳に伴って造られた鉄製品等の副葬品の埋納用の陪塚の可能性が高い。)

★出土遺物:円筒埴輪

★築造年代:5世紀中頃~後半 

★発掘調査:?

★被葬者:不明

 

 【参考文献】

・大和葛城の大古墳群 馬見古墳群(河上邦彦氏) 

行き方