舟塚古墳は、法隆寺の近くにあり、現状直径約8・5m程度の円墳。斑鳩教委と奈良大が2022年から調査を実施し、2023年8~9月の第4次調査で石室や副葬品の全容が判明しました。 横穴式石室は、玄室は天井石や側壁の上部は失われていました。羨道部は既に消滅したと思われます。
★ 所在地:斑鳩町法隆寺
★墳形:現状は円墳状
★埋葬施設:右片袖式石室。玄室のみ残り長さ3・8m、幅1・6m。
★遺物:石室内からは鉄製の大刀2点(いずれも長さ約1m)、馬具類3点、玉類12点、土器類37点が出土しています。
★築造年代:6世紀後半に築造。町内の古墳としては、藤ノ木古墳より古く出土した須恵器の形式から6世紀後半の古墳と確認されました。
★調査:2022年3月~23年9月
★被葬者:玄室の規模や出土品などから地域の有力者2人と考えられています。
行き方