けいうんじうらえんぷん
よく知られる慶運寺裏古墳のすぐ北西にあり、墓地に取り込まれています。奈良県遺跡地図では11-D-0507に該当する径約12mの円墳です。よく見ると墳丘の南側に天井石の一部と思われる石材が見えます。境内にある石棺仏の解説板に「慶運寺周辺にはかって6基前後の後期古墳が存在していたようである」とあり、この古墳もその一つです。見学は自由にできますが、特に見所はありませんので、箸墓古墳やホケノ山古墳とセットで見られるのがいいかと思います。
おすすめ度(☆2.0)
★所在地:桜井市箸中宇北垣内
★墳形:円墳(径約12m、現状高さ3m前後)
★埋葬施設:横穴式石室と思われます
★出土遺物:不明(奈良県遺跡地図に遺物として縄文式土器、石器、サヌカイト、骨蔵器が出土したとあるが、大三輪町史では「このあたりには、中世の骨壺や縄文式土器、石器、サヌカイトなどが散乱している」とあり、この古墳から出土したわけではない。
★築造年代:古墳時代後期以降の古墳と思われます。
★発掘調査:未調査
★被葬者:?
【参考】
・大三輪町史(昭和34年)
・奈良県遺跡地図
行き方