柳本古墳群の西端の上ツ道沿いにあり、柳本大塚古墳、石名塚古墳と共に支群を形成しています。いずれも柄鏡式(桜井茶臼山古墳タイプ)で、墳丘全長は100m前後の似かよった規模です。他の2支群(山麓の柳本支群と渋谷支群)とは、併行して築造された時期もありますが、墳形の形状が他の2群とは異なり別のグループかと思われます、未調査で資料もなく実態がよくわかりませんが、墳形から4世紀代の古墳と考えられています。現状は写真のように墳丘は前方部、後円部共に削平され果樹園になっています。しかしながら平面的な形は残っていますので観察する事は可能です。
おすすめ度(☆2.5)
★所在地:天理市柳本町ノベラ
★墳形:前方後円墳で南北に主軸を置く(全長71m、後円部径約42m、前方部幅30m)
★埋葬施設:不明
★出土遺物:不明
★築造年代:古墳時代前期(4世紀?)
★発掘調査:未
★被葬者:不明
【参考文献】
・天理の古墳100(天理市教育委員会)
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