ホケノ山古墳のそばの慶運寺の本堂の裏にある後期古墳です。(若干場所が判り難いかもしれません。下記の添付資料の写真を参考に、本堂の建物沿いの細い道を右に回ると直ぐ古墳が見えます)南に開口する両袖式の横穴式石室は、羨道部は殆ど失われていますが、玄室部は比較的良好な状態で残っており入室可能です。お寺の境内という事で破壊されずに今日まであるのかもしれません。尚、境内の本堂の南西に石棺の身の部分を転用した石棺仏(鎌倉時代)が立っていますが、数少ない阿蘇ピンク石製で、元々慶運寺周辺には6基の古墳があったようで、そのひとつのものかも知れません。
★所在地:桜井市箸中
★墳形:円墳と思われます。南面に開口。
★石室:両袖式横穴式(長さ3m、幅1.8m、高さ2m)羨道部は殆ど破壊されています。
★棺:不明
★出土遺物:不明
★築造年代:古墳時代後期?
★発掘調査:未
★被葬者:不明
【参考文献】
・桜井の横穴式石室を訪ねて(桜井市教育委員会)
・大三輪町史