古墳そのものより、鶏頭埴輪の出た古墳として知られます。神社の階段を上がると直ぐに社殿の奥に1号墳がみえます。発掘調査が行われていないので詳細は不明です。墳丘の高さは最大でも2mほどで、ほとんど削平されているようです。2号墳についても同様。尚、この古墳群は池田古墳群の一部として取り上げられる場合もあります
★所在地:大和高田市池田
★概要:領家集落の丘陵上にあり1号墳は頂上部に位置する東西24m、南北20.5m、高さ2.5mの長方墳で、2号墳は村はずれの竹林の中にある径9.5m、高さ1.5mの円墳で東側の一部が削平されています。この他、北端にもう1基が存在したと思われ、1955年に鶏頭埴輪などが出土した事で知られます。現在橿原考古学研究所付属博物館で保存されているこの埴輪は近くの小学生の児童二人により偶然発見され、残念な事に胴部を失っていますが、まれに見る大きなもので、当時近くの高田中学校の教諭であった網干善教氏により紹介されました。
【参考文献】
・遺物が語る大和の古墳時代(泉森皎氏・伊藤勇輔氏)
・大和葛城の大古墳群 馬見古墳群(河上邦彦氏)
行き方