案内板のように三吉2号墳の西側に位置する小型の前方後円墳です。1971年に前方部西側が大きく削られ改変されています。古墳のそばに古墳名の表示が無く、よほど古墳に興味のある方以外は、気付かずに通り過ぎてしまいそうです。特に目立った特徴がないので、馬見丘陵公園散策時に他の古墳と抱合せで見られたらいいでしょう。(馬見丘陵公園は奈良県が古墳公園として造成した場所ですが、有名な古墳以外は解説板等含め、十分な対応がなされていないように感じます。少なくとも各古墳単位で、古墳の前に古墳名と解説板は設置すべきだと思います)
★所在地:北葛城郡広陵町三吉小字ダダオシ
★墳形:前方後円墳(全長48m)後円部径29m、高さ7m、前方部幅約20m、高さ4m、前方部を南に向ける。周濠及び外堤は東側面のみ。埴輪、葺石の所在については不明。
★埋葬施設:不明
★出土遺物:不明
★築造年代:古墳時代中期
★発掘調査:調査済み(埋葬施設未)
★被葬者:?
【参考文献】
・大和葛城の大古墳群 馬見古墳群(河上邦彦氏)
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