箸墓古墳の西南約200mにある古墳で、墳頂に天光豊慶大神と刻まれた稲荷社が祀られています。これまで直径約10m、高さ約3mの不整形な円墳とされてきましたが、古墳周辺にコンビニが建てられる事となり、事前調査で墳丘の北側と東側の6か所の計約170mが調査され、4か所で墳丘裾と周濠が確認されました。墳丘裾をつないで復元すると、古墳北辺は方形で東西約25m、南北29m以上の南北に長い墳丘であることがわかりました。明治時代に描かれた絵図にも墳丘の南側に細長い高まりがある事から、南側に前方部を持つ前方後方墳の可能性が考えられています。
★所在地:桜井市芝
★墳形:現況は径約20m、高さ約3m。従来、円墳とされてきましたが2019年の調査で前方後方墳の可能性が出てきています。
★埋葬施設:不明
★出土遺物:不明
★築造年代:3世紀の可能性
★発掘調査:2019年1月~3月(桜井市教育委員会)
★被葬者:?
【参考文献】
・大三輪町史
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