南北に伸びる尾根の頂上部を4m以上の盛土を行い修景した径60m、高さ6mの大型円墳で北側に幅6mの濠と外提を設けています。公園の造成に先だち1986年に橿考研が範囲確認の為、一部発掘調査しています。墳丘は2段築成で、下段の肩部に円筒埴輪列を巡らせ、所々に朝顔形埴輪や鰭つき円筒埴輪を置いています。地形から、西か南側に、短い前方部を持つ帆立貝式古墳の可能性もあるようです。築造年代は発見された埴輪からは周辺の古墳の中では最も古い4世紀後半と考えられていますが5世紀中~後半とする研究者もおられます。
★所在地:北葛城郡河合町佐味田
★墳形:円墳(径60m、高さ6m)幅6mの周濠あり。埴輪列あり、葺石はなし
★埋葬施設:未調査
★出土遺物:鰭付円筒埴輪・形象埴輪
★築造年代:5世紀中~後半
★発掘調査:1986年(外形測量と部分的な発掘)
★被葬者:不明
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