高取高校(現、高取国際高校)の造成に伴って、15基で構成される小谷古墳群が調査されています。墳形は2基のみ方墳で残りは全て円墳です。埋葬施設は、殆ど木棺直葬で調査終了後は、この移築された5号墳以外は消滅しています。特に見どころはありませんが、飛鳥にも近くこの地域を知る上では重要です。
★ 所在地:高市郡高取町佐田
★墳形:移築古墳で元々、この古墳の前にある県立高取国際高校の体育館付近の尾根にあった。
墳丘は径15mの円墳で3.5mの周濠を持つ。
★埋葬施設:両袖式の横穴式石室で玄室長約2.8m、幅約1.79m、羨道部は約4.6m。
★遺物:須恵器、土師器
★築造年代:石室の構造や須恵器、土師器から7世紀代と思われる
★調査:1983年校舎の造営に伴い調査された。
★被葬者:不明